上へ
吉田☆ド根性ノ助の肉体改造講座
第6回 2001 Buccaneer Strength and Fitness seminar

3月2日にフロリダ州のタンパにてタンパベイ・バッカニアーズのストレングス&コンディショニングセミナーが開催されました。本拠地であるレイモンド・ジェームス・スタジアムでの開催、またバッカニアーズの公式ウェアサプライヤーであるアディダスがメインスポンサーとして付いており、日本ではまずお目にかかることのできない程の大掛かりなセミナーでした。

この講習会を企画・運営したのがマーク・アサノビッチ氏です。ここ数年、弊社代表の大川は訪米時には必ずタンパを訪れマーク氏とは友好関係を築いてきていて、マーク氏を日本に招いてのセミナーも2回(00年、01年2月)行ないました。そんな中で、マーク氏より今回お誘いが掛かった訳です。(大川も行く予定でしたが諸事情で参加できませんでした。)もちろん日本人は私だけしか参加していませんでした。


講習での1日の流れ

AM7:00〜8:00
朝食⇒バイキング形式で朝食がありました。

8:00〜オープニング
8:10〜9:00

Buccaneer Strength & Conditioning/Mark Asanovich,Tampa Bay Buccaneers
⇒タンパベイのコンディショニングの仕組みを説明しました。2月に日本でおこなったものと大まかな流れは同じ内容でした。

9:00〜10:00
Penn State Strength & Conditioning/John Thomas,Penn State Strength Coach
⇒ペンシルバニア州立大フットボールチームで行なわれているコンディショニングの講義。このジョン・トーマスというコーチ、めちゃめちゃハードなトレーニングを行なっていて、このチームはとにかく走りまくりです。オフシーズン中は20分間走を6セットなんてメニューもありました。これだけ聞くと根性練習のようですが、彼は97年全米大学ストレングス・コーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞した実力派のコーチです。非常にタフですが、緻密に考えられたメニューを教えてくれました。

最強ストレングスコーチ


10:00〜10:15
休憩

10:15〜11:15
Strength training for Special Populations/Ted Lambrinides, Cincinnati Bengals
⇒NFLシンシナチ・ベンガルズの医療的なことを説明していました。

11:15〜12:15
Sport Nutrition & Dietary Supplementation/Matt Vukovich Ph.D,South Dakota State University
⇒サプリメントの利用について。基本的にアメリカのスポーツ界で、コーチ陣はサプリメントを薦めていません。カフェインのダメージ、プロテインの種類などを説明していました。プロテインに関しては、プロテインスコアが高いものよりバランスを考えているものが良いのでは、と言う事をいっていました。

12:15〜1:45
昼食
Guest Speaker / Tony Dungy, Tampa Bay Buccaneers Head Coach
⇒タンパベイ・バッカニアーズ・ヘッドコーチのトニー・ダンジー氏が昼食の時にゲスト・スピーチを行ないました。内容は、マーク氏のトレーニングの良さを説明していました。タンパベイが今あるのはマーク氏の功績が大きいと。ケガ人が少なくなるマーク氏のトレーニング法は、チーム首脳陣にとって選手層が厚みを増し、ゲームに出場できる選手の計算がしやすいため、非常に有効であると話していました。

右トニー・ダンジー

1:45〜4:15
午後は実技が中心でした。

Manual Resistance Exercise
⇒マニュアルレジスタンスの基本。効果的なトレーニング方法であるが、パートナーの負荷のかけ方が重要なポイント、という事をしきりに言っていました。

Strength Assessment
⇒バッカニアーズの測定について。バッカニアーズでは特に測定は行なっていません。その理由は測定の日を決めるとそれに合わせてトレーニングを行なってしまうようになり、本来のストレングス・トレーニングの意味合いが変わってしまうからです。また40ヤード走や、300ヤード走も行ないません。例え足が遅くても、フットボールのパフォーマンスが良ければOK、という考え方です。したがって選手の評価は競技の中でのみ行なわれているのです。但し、測定会を行なわない代りに、毎回のトレーニングで重量 を必ずチェックし、体脂肪率を毎週計測しているため、日々のチェックは欠かしません。誰が怠けているかというのは一発で分かるので、伸びが悪いとすぐに指摘されるシステムになっています。

Buccaneer Workouts
⇒実際にどのようなトレーニングを行なっているか、ジム内で講義がありました。

本当のラインマンです

Rehabilitation of injuries
⇒アスレチックトレーナーから水分補給についての話。ゲームの48時間前から積極的に水分補給を行なうようにしているそうです。シーズン中は朝起きたら350〜500mlの水を飲むように指導しています。

トレーナールームにて

とにかく豪華な講師陣でした。 めったにこんなメンツの講習に参加できないと思います。 通訳で来て頂いた長谷川さんいろいろありがとうございました。

マークさんと