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吉田☆ド根性ノ助の肉体改造講座
第24回
【ジュニアのためのトレーニング】

 私はアートヒルテニススクールというジュニアを中心としたテニススクールでトレーニング指導を行っています。
 アートヒルテニススクールは、長塚京子さんがコーチとして指導にあたっています。もともと長塚さんとストロングス代表大川とは交流があり、その縁でジュニアの選手たちを指導することになったのです。
 長塚さんの紹介は、あえて私が言うまでもありませんが簡単にさせていただきます。高校2年でツアーデビュー、1995年には全豪オープンでマルティナ・ヒンギスらを下して4回戦に進出するなど日本女子テニス界の黄金期を築いた一人で、WTAランキング最高位は28位(96年)というすばらしい実績を残しており、現在はテニスコーチとして活躍中であります。
 大川との交流を通じ、改めてトレーニング/コンディショニングの重要性を感じた長塚コーチが、「指導する選手にはしっかりとトレーニングをさせて、世界に通用するような選手を自分が作りたい」という強い気持ちに賛同し、ストロングスもジュニア選手の身体作りをしっかりと行っています。
 そして、長塚コーチの指導で教え子の高雄恵利加選手が全日本ジュニア/全国中学生の二冠を達成するなど、コーチとしての才能も最近では発揮しています。

 今回はジュニアのトレーニングを少しばかりですが紹介していきたいと思います。
 アートヒルテニスクラブではレジスタンストレーニングを取り入れています。取り入れて2ヶ月くらいになりますが、(今までは基礎が出来ていなかったのでレジスタンストレーニングを導入できなかった)子供たちは恐ろしいものでどんどん力をつけていきます。レジスタンストレーニングを取り入れたのは、筋肉もりもりに小学生をしよう!!と考えたのでは無く、小学生でテニスをやるのに最低必要な筋肉をつけるためにおこなっています。
 種目は基本的なものしか取り入れていませんが、小学生のある選手はクラスの女子の中で腕立て伏せが出来たのが自分しかいなくて、学校の先生に褒められた。という話も聞きました。
 今の子供たちは、昔の子供と比べて運動能力が低下していると聞きますが、腕立て伏せが出来ない子供がほとんどと聞くと例えばテニスをするのに必要な筋力を持っているのか考えさせられます。
私も現場で指導していて、子供たちの身体の弱さにびっくりしてしまいます。小学校3,4年生ぐらいの子の口癖は「コーチ疲れた」です。少しテニスをしたぐらいで疲れてしまうぐらいの体力しかないのです。
自分が子供のころを思い出すと、それぐらいの運動量で疲れることは無かったと思います。
 
 現代の子を指導していて気をつけないといけないなと思うことがあります。とにかく基礎体力が無いのが大前提です。ボール投げを例に出すとボールをまともに投げれなかったり、あるいはボールを投げるのでも加減が分からなくて見当違いの場所に投げたり。やはり外で遊ぶことの少なくなった現代では、特に基礎体力を向上させるような基本的な運動から子供たちに指導していかなくてはいけないと感じています。
 テニスでも使用するラケットなどはプロのモデルとそう変わりはありませんし、コートだって子供用ではありません。そう考えると現代の子供たちにこそ、正しいトレーニングを教えてそのスポーツで怪我をしないように身体作りをしていかなくてはいけないと感じました。
 ただ勘違いしてはいけないのは、トレーニングもプロ用ではありません。自分の子供の頃を思い出して、外でこれくらいは遊んでいたなーー。と想像しながら遊び中心のメニューで行うようにしています。

☆アートヒルのトレーニングメニュー例☆
・ジョギング
・ダイナミックストレッチ
・ラダ−
・鬼ごっこ
・テニスボール投げ
・フリスビー
・チューブを使用したレジスタンストレーニング
・クールダウン