ゆっくりと、確実に適切な負荷を
健康とパフォーマンスを支える
トレーニングシステム
筋力トレーニングにおいては、「長時間のトレーニング」や「重いウエイトの使用」が効果的とされる傾向があります。しかしながら、過度な負荷を不適切な形で繰り返し与えることで、関節や靭帯に損傷を引き起こし、結果として健康寿命を縮めてしまうリスクも否定できません。
そこで、1970年代のアメリカで普及されたのが「スロートレーニング(HIT)」です。ゆっくりとした動作の反復運動を通じて、各筋肉群を鍛え、バランスのとれた筋力を養います。アスリートから一般の方まで、幅広い層に対応可能なトレーニングとして、長期的な健康維持とパフォーマンス向上をサポートします。
トレーニングメソッド
スロートレーニングでは、筋肉にさまざまな方法でアプローチできるように、約50種類以上のトレーニングセット(オーバーロード・プロトコル)が用意されています。筋肉が刺激に慣れて反応しなくなるのを防ぎ、常に効果的なトレーニングを行うことができます。また、短時間で全身のトレーニングができるため、継続しやすいというメリットがあります。
セットはご要望を考慮しながら組み立てますが、基本的には全身を満遍なく鍛えることが重要です。
01
重りをフルレンジで挙げ、その状態から1/4レンジだけ戻してもう一度挙げ、スタートポジションまで戻す。この一連の動作で1回にカウントします。
02
ポジティブ動作を2秒程度で行い、ネガティブ動作を10秒間かけてゆっくり行ます。
03
重りを5秒間かけて挙げ、挙げきった状態で5秒間止め、また5秒間かけてスタートポジションまで戻します。
04
重りを挙げておろす際に、偶数回の際は、その回と同じ秒数止めます。
(1回目は止めない、2回目は2秒、3回目は止めない、4回目は4秒 など)
05
5回目まではコントロールしながら重りを挙げ、6回目は6秒かけて挙げ、6秒かけて下げ、7回目から11回目はコントロール、12回目は6秒かけて挙げ、6秒かけて下げます。